「神戸市には規格葬儀があるみたいだけど一体どんなものなんだろう?」
こんな疑問を持ったまま、調べてみてもなんだかよくわからずお困りのことだと思います。
私も初めはよくわからず混乱しました。
神戸市の公式ホームページにも規格葬儀についての記載がありますが、
・正直どんなメリットがあるのか
・利用したほうがいいのか
がわかりにくいんですよね。
そこで神戸市に住む私が、神戸市の規格葬儀について葬儀社に電話をして徹底的に調べました!
低価格で一見お得に感じる規格葬儀ですが、内容を知らないまま利用すると損してしまうことも…
この記事では
・神戸市規格葬儀のメリット
・神戸市規格葬儀のデメリット
・葬儀サービスとの比較
をまとめました。
この記事を読み終えるころには規格葬儀が理解できるのはもちろん、その上でどんな選択をすべきかがわかるはずです。
目次
神戸市の規格葬儀とは
まずはじめに、神戸市の規格葬儀とは何なのか?
カンタンに言えば、神戸市が指定した葬儀屋さんで葬儀を執り行うことができるというものです。
規格葬儀の利用方法もカンタンで葬儀屋さんに電話する際に「規格葬儀でお願いします」と伝えるだけでOKです。
しかし結論から申し上げると
規格葬儀の利用はおすすめしません。
なぜおすすめしないかはメリットとデメリットを見ていただければ一目瞭然です。
神戸規格葬儀のメリットは3つ
神戸規格葬儀のメリットは3つあります。
①神戸市民であればだれでも利用できる
②費用が安く設定されている
③選択の手間が省ける
メリット①神戸市民であればだれでも利用できる
亡くなった方が神戸市民であれば、だれでも利用することができます。
所得に制限もないため、定額の料金で利用することができます。
メリット②費用が安く設定されている
2つめのメリットは費用が安く設定されているところです。
ランク | 大人 | 小人 (10歳未満) |
紫陽花 (あじさい) |
430,000円 | 415,200円 |
百合 (ゆり) |
259,500円 | 244,700円 |
霞 (かすみ) |
196,800円 | 182,000円 |
(すべて税込)
※令和元年に改定され、これまでの特A級、A級、B級の名称は変更されました。
一般的な葬儀の相場は120~200万円と比べると経済的で安心な価格と言えます。
メリット③選択の手間が省ける
規格で決められたプランを利用するので、選択の手間が省けるのもいい点です。
一般的な葬儀屋に頼むと、祭壇や寝棺の種類からランクまで一から全部自分で選択しないといけません。
精神的に参っている状態でいろんな選択を迫られるのは思った以上に大変です。
規格葬儀では3つのプランを選択するだけでいいので、選択の手間が省けるのがメリットです。
メリットだけ見ると、規格葬儀に気持ちが傾かれたかもしれません。しかし、デメリットをみてみるといいことばかりではないことにお気づきいただけると思います。
調べてみてわかった!神戸市規格葬儀のデメリット
神戸規格葬儀のデメリットは3つあります。
❶葬儀場を選べない
❷追加料金が発生する
デメリット❶葬儀場を選べない
まず規格葬儀は提携している葬儀社でしか利用できません。
場所によっては不都合な部分もあるかと思いますので、まず提携葬儀屋の場所を確認しましょう。
※提携葬儀社は神戸市のHPで確認できます。
デメリット❷追加料金が発生する
実は神戸規格葬儀には以下のものが含まれません。
(1)宗教関係費用
(2)会場費
(3)ドライアイス
(4)遺影写真
(5)供車(バス タクシー)
(6)会葬御礼 等
会場費やドライアイスは必ず必要になってきますから、追加料金が発生することは間違いありません。
もし全部追加したらどれぐらいになるのか計算してみました。
宗教関係費用 約3万円
会場費 約10万円
ドライアイス 約2万
遺影写真 約3万円
バスタクシー 約8万円
会葬御礼 約15,000円(500円の品×30名の場合)
合計 275,000円
※お通夜、告別式を約30名で執り行ったときの相場で見積もっています。
神戸市規格葬儀の一番安いランク「霞」を選んだとしても
霞196,800円+追加275,000円=471,800円
その他お坊さんへのお布施(約16万)や、食事代(約30万)を考えたら、
軽く100万近くかかってしまうことになります。
規格葬儀は一見安いように感じますが、実際は金額オーバーしてしまうということを頭に入れておいたほうがいいです。
規格葬儀提携の花六総本店(クレリ)さんに電話して聞いてみました。
神戸市の規格葬儀を取り扱っている花六総本店(クレリ)さんに、実際のところはどうなのか電話して聞いてみました。
最終的にかかる金額ってクレリさんに直接お願いした場合とあまり変わらないですよね?
やっぱり規格葬儀を利用しても最終的にかかる金額はあまりかわらないんですね。
規格葬儀なら安く執り行えると考えてきた方は注意です!
葬儀代を少しでも安くしたと考えているならば
最近話題の葬儀サービスを利用したほうがよほど費用を抑えられます。
規格葬儀よりもおすすめ!今話題の葬儀サービスとは?
葬儀サービスは私たち利用者と葬儀社の間を仲介してくれるサービスです。
葬儀サービスで特に有名なのが小さなお葬式で、このような仕組みになっています。
要するに私たち利用者が直接葬儀屋さんに電話するよりも小さなお葬式にような葬儀サービスに電話すると、近所の提携葬儀場に手配してもらえるというわけです。
そして葬儀サービスを利用するメリットはこんなところにあります。
■規格葬儀よりもプラン内容が充実している
■一般的な葬儀屋に直接申し込むよりおトク
こうしたメリットがあることから最近では葬儀サービスを利用する人が増えています。
規格葬儀よりもプラン内容が充実している
葬儀サービスは規格葬儀よりもプラン内容が充実しています。
具体的に同額ぐらいのプランで内容を比較して表にしてみました。
項目 | 規格葬儀 霞196,800円 |
小さなお葬式 火葬式169,000円 |
飾付 | ○ | ○ |
霊柩車 | ○ | ○ |
寝棺 | ○ | ○ |
火葬料 | ○ | × |
宗教関係費用 | × | ○ |
会場費 | × | × |
ドライアイス | × | ○ |
遺影写真 | × | × |
供車 (バス タクシー) |
× | × |
会葬御礼 | × | × |
安置料金 | × | ○ |
役所手続き代行 | × | ○ |
枕飾り一式 | ○ | ○ |
自宅飾り一式 | × | ○ |
比べてみると葬儀サービスのほうが安いのに内容が充実しています。
火葬料金は別途必要ですが、神戸市の火葬料金は大人一人で12,000円ほどです。
合計しても規格葬儀よりも葬儀サービスのほうが安い料金で執り行うことができます。
料金のことも考えるならこうした葬儀サービスも候補の一つとして挙げておくといいと思います。
ちなみに小さなお葬式はすでに15万件以上の実績があり全国対応なので、安心して任せられます。
私もこちらを検討中で、先日資料を取り寄せてみました。
あまり葬儀の知識がない私でも、パンフレットを見れば一目でわかる内容です。
おかげで具体的に葬儀のイメージができたので、取り寄せて正解でした。
見積もってみると神戸の規格葬儀よりも安く済みそうです。
ちなみに資料の中にはエンディングノートや割引券も入っていました。
エンディングノートは預貯金や保険、相続、重要な連絡先を書き留めておけるノートです。
書店でも買えますが1,000円ほどするので、無料でもらえるのはとてもありがたいです。
また割引券もいざというときに役立ちそうです。
小さなお葬式の資料は今申し込めば2~3日後には届きます。
いざというときにバタバタしないためにも、まずは資料をみてじっくり検討することをおすすめします。
※資料は無料でもらえます!資料請求後に営業の電話なども一切ないので安心して申し込めます。